[ 養拓海は安全策を取ることに決める>>122。 僕にも異議はない。ただ、スマートフォンもない。 任せるつもりでいたけれど、 取りやめた様子に「駄目なんだ」と呟いた。 また薄暗い廊下を歩く。 廊下の隅で何かがざざっと蠢いた気がして、 けれどよく見たらそこには何もなかった。 1階下には、異常のない教室があるはずで、 僕らはそこへ向かっているはずだった。 ふと、本当にふと、という風に、 思いもよらない問いを投げかけられて、]
(127) 2019/06/08(Sat) 17時半頃