[中学生なら彼の猫ならしない真似を。もっともっとと自ら舌を差し出す。昨日の記憶が揺らされ、ぼんやりとする。天井には光はない。けど朝の光が、やがて輪郭をはっきりさせるが、身体の火照りでふわり先端を擽られては蜜を零し>>112唾液が吸われるのを恥ずかしがるように舌で押した。そうして告げられる言葉は、胸を弾ませて] ……あ 、ぅ。もっと 味わって…や、桜のん、味を ―――俺、その、もっと欲しい[それだけの続きを。自らの胸板を誘うように撫でて、鬱血の痕を指腹でなぞる。昨日の繰り返し、初夜を大切にするのなら、花の痕を巡るべきだと指先は点を繋ぐが、声は恥ずかしさからはくはくと息だすだけでその、と、あの。と絶え絶えで]
(127) 2019/03/30(Sat) 23時頃