[怪訝そうな視線を向けられたり、冷たい目でみられることはなかった。
第二印象操作が成功したか、それとも単に彼が良い人だからか。
……多分、後者だろう。
だって返ってきた言葉は>>112あくまでもマドカを気遣っていた。
それから、誤解を解かれれば>>113素直に謝罪を]
ああ、ごめんなさい。お客さんだったんですね!
閂さん、宜しくお願いします!
[小さく頭を下げる。
まさかあたし以外にこの宿に泊まる人がいるなんて!
――とは、口にはしないでおいた、けど]
えっ他にもお客さんいるんですか。
しかも女の人! ……はぁ、そりゃ
[なんでまたこんなとこに、という言葉は、慌てて飲み込んだ。
それでも半分以上こぼれてしまった本音は取り戻せなくて、とりあえず、愛想笑い。
彼、閂は肩をすくめていて、存外この人も似たようなことを考えているのかなあなんて勝手に思っていた]
(127) 2016/12/26(Mon) 21時半頃