せんせ、とりあえず、校舎の方に行ったほうが…
[誰かが統率しないとまとまらない。
そう判断し、教師へと駆け寄る。
すると教師は頷き、自ら率先して体育館の外へ出て、生徒達に着いて来るように声をかけた。
それに気付いた生徒から、一人また一人と教師の近くへ集って行く。
何名かはどこかへ行ってしまったようだが、幾分かその場は落ち着きを取り戻しつつあったようで]
[しかしほっとしたのも束の間。
教師が少し離れた場所に居る女生徒に大きな声を出した矢先。
その声に反応したのか、何体ものゾンビが教師へと群がってゆく。
死角になってた位置にいたのか、距離は殆ど無い。
再び広がるパニック、そして、劈くような悲鳴が辺りを覆ってゆき]
あ、あかんて、落ち着いて、とにかく逃げ…
[何かを言おうとした丁度同じ頃、教師はゾンビの餌食となった]
(127) 2011/12/01(Thu) 23時半頃