[きっと、なんとも思っていない相手だったなら、そんな余計なことを考えず、ごく自然に、挨拶もできたんだろう。 別に、恋するのはこれが初めてなんかじゃないのに。 けれど、こんなに焦れたのは、初めてだから。] ……。[一歩、二歩と、近づいて] あ、あの……コンニチハー……。[ちょっと離れたところから、店を覗き込むようにしながら。 聞こえるかどうかな声で。*]
(126) 2019/08/02(Fri) 00時半頃