ニーナ。[名前を呼んで、その肩を思い切り横から押せば、背の高い彼女も数歩よろめいたことでしょう。それまで立っていた場所で、ぐわ、と口を開けたサメの姿にも眉を動かすことなくジリヤは、たん、と地を蹴りました。くる、と視界が反転します。] ……ここはアミティだったのかしら。[ニーナほどでなくとも、有名どころであればジリヤだって見たことはあります。1秒前まで立っていた場所に銃口を向けて自分を食らおうとしていたサメに鉛玉を撃ち込みました。まずは一匹。]
(125) 2018/05/24(Thu) 15時半頃