ん、 まあそうだな
起き上がったら思い切り頭ぶつけちまいそうだし
[落ち着かないのか>>42という問いに麦藁帽子のせいか、しっとり汗ばんだ頭をかいた。これもうまくない冗談だ。
どれだけうまくないかというと、どれも普通の声で、普通の表情で、本当らしいことをいうから、だとか。
ユーモアが足りない、四角四面のタッチ―――。
トランクに詰め込んだものを評された言葉を思い出して、ふ、と短い溜息を洩らす]
ま、短い間だけれど 改めてよろしく
[言葉と共に、つい差し出した手は握手の形で、
そんな習慣がない人もいるだろうに。
返されなくても気にはせずに、そのまま下へ降りていく。
夏の夕暮れは長く、見惚れれば早く過ぎる。
一息に飲み干したグレープフルーツジュース。>>49
果肉ごとぎゅう、と夏を詰め込んだ一杯は、外見だけでなく中身ごと季節を塗り替える。
日の名残りは曇り空を突き抜けた*]
(125) 2017/07/07(Fri) 22時半頃