[ また携帯が震える。
遥がもう返信してきたのか?と思えば、零だった。 ]
ふっ、出た“餌付け”。
[ 打たれたメッセージに、いつもの二人の様子を浮かべては思わず小さく噴き出す。
哲哉のことを置いておくにしても、365日祈ってるって……それで良いのかよ受験生。
零とは音楽の趣味が合って、CDを貸してもらったり逆に貸したり。
感想をあーだこーだ言い合ったりする仲。
共通の所謂“チャラい”見た目を覗けば、サボり癖のある零と根がクソがり勉な俺じゃ波長の合わねえことも有るように思えたけど、案外上手くやってけてる。
それもこれも、あの学校祭のおかげ、かもしれない。
そんな零にも、噂の哲哉にも、今日送ってもらったんだよね何て言えば、ブルジョワだの何だの言われるだろうか。
家に金は有っても俺は節約する派だし、金遣いも荒くない──むしろケチな方だと自負しているが──そういう問題ではないのだろう。 ]
(125) 2016/09/12(Mon) 20時頃