[離したのは私から。なのに、失った温もりは私に寂しさを置いていく。本当の口づけならば、異論もなくあまんじるけれど。その囁きには思わず言葉が漏れてしまう] そんなことしませんよ だって、貴女と会えなくなるのは嫌だもの[くつり。笑みを零して、お辞儀を返す。彼女の後ろ姿を暫し目でおって。視線をそらす。薔薇の花を愛でるのは、それで一旦終わりにしよう]*
(124) 2017/01/10(Tue) 01時頃