−廊下−
[意味が分からないままアシモフと共に教室を出ると、オスカー!と自分の名を呼ぶ声(>>99)。聞き覚えのあり過ぎる声に振り返ると、其処にはずっと探していた彼女。安堵の為か、また少し涙が滲む]
れ、レティーシャ…!!
[ごしごしと、杖を握っていない左手で乱暴に目を擦る。さっきから泣いてばかりなので、恐らく涙を拭っても目は赤いだろう。…かっこ悪い]
ムパムピスさん、俺も見てない…。あ、お、俺、みんなと一緒に逃げ遅れて…、それで…、
[立て続けに問われれば、しょんぼりと下を向きながら説明しようとした。ただそれも、この状況に混乱しているせいかあまり要領を得ない説明だったが、彼女には伝わっただろうか]
け、怪我は…大丈夫。ちょっと転んだし、ちょっと攻撃に巻き込まれたり、したけど…、
さっき、怖い人たちに会ったんだ。人を、殺してた…。でも、俺は殺されなかったんだ。なんでかな…?
[これ以上涙が溢れないように必死に耐えながら彼女の顔を見つめた。その瞳は、まだ不安と怯えに染まっている**]
(123) 2015/02/07(Sat) 01時半頃