[果たしてあの歌に合いの手は必要だっただろうか。
頭の中で何小節かフレーズを鳴らしてみるも、テーマソングの合いの手についてまではとうとう思い出せなかった。
「ちゃん!」という顔についてもやはり自分自身ではよく分からない。目が悪いからわからない……というわけでもあるまい。
けれど肩を組む助六は随分楽しそうだったから>>102、悪い気はしなかった。
さすがにちりめん問屋の役までは買って出られなかったけれど]
はい、参加するつもりですよ
燻製機の使い方はわからないので、お任せすることになりますが
[陽が落ちれば、少しは涼しくなってくれるだろうか。
外のじっとりとした湿気の高さを思い出し、思考は飛んでいて]
…………これはまだ、内密に
[Tシャツを引っ掛けた腕を振り、消極的な返事をする。
初対面の男性と肩を組める程度にリラックスはしているものの、普段着た経験のないものに袖を通す——実際、ただのTシャツなのだけれど——まではまだ踏み出せずにいた。]
(123) 2017/07/07(Fri) 22時半頃