[歩いていたのは西エリアだったが、ここは中央エリア。気付かぬうちにミタマ電機を過ぎていたかと振り返った。店の上空にはノイズと思しき鴉が悠々飛んでいて、>>#2その嘴に、キラリと光る何かが見て取れた。] ……ケッ!気に入らねェ。 光物ばッか集めて、品のねェ奴ら! ンだァ?俺が飛べねェからって 莫迦にしてンのかァ?![嗚、翼が恋しい。飛べる奴らが嫉ましい。まともに飛んだこともないけれど、いつだって窓から見える空には憧れていた。…あの頃は、考えもしなかった。まさか自分より先に鳥飼があの自由な空間を堪能することになるとは!]
(122) 2016/06/07(Tue) 22時頃