[ ……彼は。 抱いた抱かれた関係にある存在の隣で 他の誰かに焦がれていることを告げはしないだろう ましてや、触れられる事を嫌わず 自身と身体を合わせたことに 後悔が無いような口ぶりだった>>76 ] もし、今の話が俺のことだとしたら 俺は――そんな大仰な男じゃない 君を渡墺に誘おうとして 挫折するような男なんだから。[ ひとりで道を開けるか、そうでないか。 仕事はチームでやるものであり 転向も会社の助けなくして叶わなかった。 そして。 彼に望もうとした旅行のことだって。 今になって漸く、こうして打ち明ける事が出来た。 それは自分自身の力などではなく。 ]
(121) 2019/03/30(Sat) 20時半頃