-- 校庭隅の桜の木の下 --
[ひとしきり走り回って、いつも休憩していた桜の下にしゃがみこむ。
昔はいつもここでみんなで休憩していたから、足が自然に止まってしまったのだろう。
足が止まって熱が放出されるようにかいた汗が頬を流れる。
そう、汗だ。汗なのだ。目の端を通って流れる汗だから、涙を流していることなんて、知らないのだ]
木屋せんせぇ……
アシヤは、帰って来ましたよ
ちゃんと、帰ってこれましたよ
逃げなかったですよ
……会いに来たんですよ
……なんで、死んじゃってるんですか。
私、ずっと逃げてて、会えるかなって、勇気出して、ここにきたのに
[ぼたぼたと流れ落ちる汗を乱暴にぬぐいながら、膝を抱えて小さくなって、誰がきても顔を見せないようにする]
会いにこなくてごめんなさいって、謝ることも、できやしないじゃないですか*
(121) 2017/01/29(Sun) 23時半頃