>>112
[少し、独特な鼻歌と共に軽やかに目の前に青年が前に立つ。危うく、デッキブラシをぶつけそうになり手を止めて見やる。そこには、いつも元気に郵便を自転車で運んでいる青年の姿があった。今日は、愛用の自転車はないらしい]
チアキさん、こんにちは。
今日のお仕事は終わったんですか?
[こんばんは。の方が今の時間だと正しかっただろうか?と考えながら微笑みかけ。--いや、恐らく、この青年はそんな小さなことは気にしないだろう。一人で掃除するには大きすぎるこの街では青年の言葉はありがたいものであり、今回も素直に甘えることにする]
もう少しかかりそうなんです。
すみませんが、先にそちらのゴミ袋を縛っておいていただけますか?
[活用されることなく地面に置かれたデッキブラシに心の中で謝罪をしながら、ゴミが少し入った袋を指し示した**]
(121) 2013/07/18(Thu) 19時半頃