―5月3日朝7時頃、第二封鎖線付近―
>>115
[覗き込まれるように、彼女の視線を受ける。ここで、隠してしまうのは、それこそ、怪しい者ですと言っているようなもの。
あえて動かずに、視線を受け止める。
そうして数秒、パティが反応した。……気付かなければいいという淡い期待は、通らなかった。]
……そう、だよ。
[そう言って、フードを脱ぐ。晒した素顔は、パティの数年前の記憶にある、「リリー・カートライト」のものに相違無かった。]
……………………。
[何を言えばいいのか解らず、数秒沈黙する。]
パティ……元気そうで、安心した。久しぶり、だね。
……今のあたしは、「クシャミ」って呼ばれてる。……不良の猫娘だよ。
[再度フードを被り直して。
もしかしたら、カートライト家の一人娘がどういう末路を辿ったか、彼女は知っているのかもしれないが。それは今となってはどうでもいいことだった。]
それと……[ナユタ(>>105)に一瞬目を向けて]……彼の言ってることは本当だよ。確かに町内便りにもそう書かれてた。
(120) 2013/07/24(Wed) 23時頃