[ 汗の浮いた肌が、辺りの高湿度にすっかり馴染んだ頃、日暮れを過ぎた時間について、虫の羽音を聞いて知った。ふと顔を上げると、背後の窓明りに集う虫たちが見える。 たった今に至るまで、近くを過ぎた足音にも(>>106)もらう視線にも気付かない熱心さをもって向き合っていたくたびれた文庫本をパタリと閉じる。 表紙に巻いた紙カバーは、手汗を吸って波打っている。 確かに、少し汗を掻きすぎた。 顎先から垂れる汗を拭った、ちょうどその時――] ――や、ぁ……ン、んん、……ごめんねえ、あー、あ、 喉が仕事を放棄しているみたいで。[ ――かけられた声に応えようと、(>>107)乾きすぎて声を忘れかけていた喉を叱咤する]
(120) 2017/07/07(Fri) 22時半頃
sol・la
ななころび
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