[垂れる雫をぼんやりと眺める。最後の一滴が地面で跳ねた、きっとその時。ポケットの携帯が震え、濡れた手で開いた。日向からだ。怪我について触れられていて、思い出した様に右手を見るけれど。巻いた包帯も水を吸っていて、うっすら赤が滲んでいる。これじゃあ、もう駄目ね。なんて、溜め息。返事をしようと、おもむろにメールを打ち始めた。]
(119) 2014/04/25(Fri) 13時半頃