パートナー…パートナー……!!
誰か、助けて!
[今度こそ、地図をしっかりと見ながらモリ区の緑色の部分…
恐らく場所からしてスクランブル交差点の近くなのだろう。近くの人に声を掛けても何の反応も無い。
けれど、その中で一人明らかに異質な存在を見つけた。
自分と同じようにカエルから逃げていて、カエルが見えていて。言うならば、きっと彼も――]
た、助けて!助けてください!!
[警察の制服を来た男性の方に向かって声を張り上げて
彼と接触する事が出来たのならば、わざと彼にぶつかってみたりするだろう。
泥棒で言う『スリ』だ。警察手帳、警棒、持っていれば拳銃…なんて期待するが、そんな物はきっと無いのだろう。
けれど、手は思うように動かないどころか手帳を探すためにポケットを漁ろうとして腕は彼を抱きしめる形になったし、警棒を手に持っていればその手を上から重ねて、握りしめるような形になるだろう]
(119) 2016/06/03(Fri) 12時半頃