[大浴場へと向かう面々と、そうでない別ルートへと向かう面々も居ただろう。表情ではにこやかに、頭の裏では出る間際の>>103”お嬢様”という呼ばれ方 随分と、懐かしい。 様はいらないわ、と言ったせいだろう、とは思いつつ。どうにもこちらの事情は知られている模様(後で…直に訊ねるか。ブランシュに聞こうかしら)そう決意した直後に、>>112情報屋として名の知れた知人の悲鳴が聞こえ 前にいた人がいたなら身軽な動作で追い越し 日傘を強く握りしめて駆け出す]ブランシュ! どうし…――。[最後の方は声にならずに、喉の奥へと掻き消えた。]
(118) 2014/11/05(Wed) 20時半頃