[トレイルとメアリー、二人が胸の内をチアキに明かしたことで彼が語り始めた>>112>>113の話はまるで夢の魔法薬の話のようでいて……彼には腑に落ちるものがあった]
…その薬のレシピ、間違った思想の者に渡してたらどれだけ恐ろしい未来があるか…君の家も秘密を抱えてきたんだな……
……俺の家にも秘密がある……これ
[と言って、トレイルは内ポケットにずっと入れていた『蘇りの石』を取り出して見せる。]
俺の一族に代々伝わる秘宝。一族の血に反応して、死者の声が聞こえる。
ただ、聞こえるだけで、俺から死者に語りかけることはできないし、声だけしか聞こえないせいで、俺の知らない死者の声は見分けがつかない……
……もし、君がその薬の使い方を決めあぐねいているようなら、一つアドバイスができるかな……
[と、言ってトレイルはもう一度死者の声を聞き取ろうと…天を仰ぐ]
(117) 2014/09/08(Mon) 22時半頃