バカ!次は飼い主に言いつけるぞ![重しみたいに引っかかってた猫が逃げるまで、>>111逃げたあとだって、許さないと言わんばかりに睨み付けた。こういうとき、整えた眉はきりりとその成果を現す。涙ぐんでた瞳を除けば、キリッと多少はしてたはず。飼い主が誰かって、実は気づいてない。] 姉ちゃん、ありがと… でも子供じゃない。泣いてない。[猫にむぅ、と怒りの表情をひとしきり向けたら、姉ちゃんの苦笑に礼を言うも、とんがらせた唇のまま。手を払いのけるのは出来なかった。姉ちゃんにこうされるのは、嫌いじゃないし。家族だって思えるから好きだ。言わないし、恥ずかしいから普段はやだけどさ。]
(117) 2016/02/10(Wed) 01時半頃