[ほわほわとした、なんだか幸せな気持ちでオムライスを待つ。
美味しいレストランの噂は同僚から聞いていたけど、まだ行ったことはなかった。なんとなく、レストランは一人で入るのは敷居が高いような気がしてしまう。私だけかもしれないけど。
その点、カフェはよかった。一人でも気軽に入れて、ぼうっとしていられる感じ]
お待ちしてたよー。
[オムライスを届けてくれた甘那ちゃんに、冗談めかしてそう返す。
ありがとう、ってお礼を言って。甘那ちゃんの耳を飾るものが変わったことに気づかないわけはなかった]
可愛い。
よく似合ってるよ。
[私のセンス、なかなか悪くないんじゃない? なんてこっそり自画自賛。
可愛いなって選んだものだったけど、甘那ちゃんの耳元ではもっと可愛く見える。
私の感想は心からのものだったけど、まるでちょっとチャラい男の人のセリフみたい、って内心でちょっぴり苦笑した]
(117) 2017/01/17(Tue) 00時頃