―昼すぎ/教会―
〔兎に角急いで行かなくては…!そう思った矢先にすれ違うようにカリュクスの姿が。慌てて急ブレーキをかけて二人に近づく彼女の背中に向かって声をかけた〕
か、か、カリュクス…さん…!
〔落ち着け、落ち着け。と自分に命ずる。よかった。無事だ。それが見れただけでもなんだか少し泣きそうな気がして少し力が抜けた。〕
今、ちょっと私急いでいて…ですけど…其方の二人にお話を聞いて頂ければと…それと…えと…本当に夜は気を付けてほしいのと…
〔自分は彼女に何を伝えたいのか。よくわからない。ただ、感じたまま言葉を続けてみる〕
……終わったら…一緒にお菓子でも食べませんか…
〔自分で何を言ってるのか分からない。でも、なんでだろう。全部が終わったあとならお菓子も前より味がしそうな気がしているのかもしれない〕
では…行ってまいります…
〔それだけ言って駆けだした。〕
(116) 2017/08/18(Fri) 21時半頃