―― 寮の相部屋>>115 ――
[>>115腕の中のオーレリアちゃんのこわばりがだんだんと溶けていくのを感じる。
少しでも緊張が解けてくれればとは思ったのだけれども、功を奏したようで少し安心。
その分こちらも緊張がほぐれてきた気はする。
先輩としてちゃんと上手くできてるか、少しだけ気にはしてるのだ。
鼻腔をくすぐる彼女の匂いを堪能しようと、少し深く息を吸う。
こうしてだんだんと女の子同士の情事に溺れていくのかなって、頭の奥底にわずかによぎったけれど直ぐに消えていった]
んっ……。
[唇同士が触れ合えば、想像以上の柔らかさと酔いしれそうになる感触に、思わず啄むような動きを止めて一旦少しだけ唇を離し]
(もうちょっと、もうちょっとだけ……)
[先ほどの感覚をもう少し味わいたいと言うに、先ほどよりももう少し深くゆっくりと唇を重ねようと。
もうちょっとだけ、なんて言いながら、ちょっとだけで済ませられる自信がだんだん無くなっていくのは不可抗力と思いたい]*
(116) 2017/07/12(Wed) 00時半頃