[夢の中でも散々に果てる事の無い精を求め欲に突き動かされていると、唐突に終わりがくる。果実を飲み込み、そして目を覚ますと自分は此処で何をしていたんだったのか]……あれ、お兄さん?俺、なんで。ああ、ポーチュラカ。そっか、此処じゃなかったのか。でも、ありがと。お兄さんが居てくれて俺助かった。[その声で意識は元にもどる、しかし体内で根を張った種がじりじりと欲を滲ませていて。数日分溜め込んだ時のようにずしりと重いものが下腹部を支配しているようだ。今は外で、ポーチュラカを探さねばと思うことでなんとか意識の外へ追い払おうと、この親切な男に欲情を悟られぬようにと必死で抑えこんでいた]
(114) 2011/10/18(Tue) 02時頃