― 部屋3-G ―(>>110>>112)
[淫靡な想念に犯されつつある女の身体を、私は確かめるように揉みしだく。
捲り上げたシャツとブラの間から飛び出させた柔らかな肉の果実は、その先端に固くしこった乳首を立ち上がらせている。
ローズマリーの下半身が纏うのは、いまや衣服や下着ではなく、麻で出来たしなやかな縄。もっとも、秘所を隠す役目は全く果たしていないのだけれど]
最後に縛るのは、手錠をされたその腕、よ。
頭の後ろでずっと組ませる形に釣り上げておきましょう。
自分では身体を隠せないように、ね。
……これで、お前はすっかり動けなくなってしまうの。
身体をよじって姿勢をずらす、位は出来るかもしれないけれど。そうしたって身体に縄が食い込むだけですわよ?
[私はそう言って、クスリと笑声を零す]
ああ、でも。それが快楽になってしまうのかしら。
だってローズマリーは拘束や緊縛をされて悦ぶ変態ですものね。
[さらりとそう評して、仕上げに掛かる。
姿見を彼女の正面に置いて、ローズマリー自身が自分の姿をよく見えるように仕向けた]
(114) 2012/12/07(Fri) 04時頃