[それから、いくつか都筑くんと言葉を交わしただろうか。
寝袋を取り出し終えたなら、それを協力して持って、次は手芸部の部室へと移動した。]
わあ…
[そこにある作品の数々を見ると、その中には、お店で売っていてもおかしくないような綺麗な作品がいくつもあって、つい感嘆の声を上げる。
おにいちゃんから少し反対されたりして、結局どの部活にも入らなかったけれど、やっぱり、手芸部に入りたいと説得すれば良かったかな。あの頃のおにいちゃんなら、「いいよ」って言ってくれたかもしれないのに。
そんな風に思いながら、目的のブランケットを探す。隅の方にあった布の山を見てみると、そこにブランケットがあるのを見つけた。]
あ、ここにあったよ、ブランケット…
[都筑くんに声をかけながら、一旦寝袋を床に置き、使えそうなブランケットを布の山の中から取り出した**]
(114) 2014/04/29(Tue) 01時頃