― 中庭→診療室 ―[何を思っても、決まった時刻は迫ってくる。伏せた瞳を開ければ、歩き出した。診療室の前に立てば、また控え目なノック。返事を聞いてから、いつものように扉の隙間から顔を覗かせて、中へと入った。まだ、誰か診療室にいただろうか。姿を見つければ、言葉を少しくらい交わしただろう。]
(112) 2013/06/25(Tue) 18時半頃