〔扉が開く音に項垂れていた顔を上げれば、鼻を赤くしたハナの顔があり、ついでに彼女の豊かな巻き髪が寝癖のまま広がっている様を見れば思わずぶはっ、と噴出した。 やさしく微笑むミッシェルの横から顔を突っ込み]おいチビ!ひっでー顔してんな、ッハハハ!真っ赤な提灯ぶら下げてるみたいだぜ。〔意地悪くにんまり笑って鼻先を指差した。 だが途端に自分も顔をそむけ、ぶえっくしょい!と廊下に響き渡る大きなくしゃみを漏らした]っだこらちくしょう……〔誰にともなく、文句を漏らしてごしごしと鼻の下を擦り]
(111) 2013/02/03(Sun) 14時半頃