204 銀花の咲く路、灰白の世界で君を想う


【人】 手伝い クラリッサ

─ ちょっとした頭の中のこと ─

[ くちびるを噤む卯月に、
それ以上のこもは何も問えぬままの。
恋してるかもとつぶやいた彼女の頬は、>>62
桃色を滲ませていたのかもしれません。

同じく桜色、宙に舞うあの日、>>42
きゅうちゃんの頭にひとひらの花びらが乗っていて、
ちゃんと名を尋ねておけばよかったと、
わたしは悔いることもあったっけ。]


  ( 答えはいつも、見つけらんないなあ )


[ …… ─── あのときも、あのときも。
ぜんぶ、わたしはいつも、何も言えぬまま。
パパとママにも、我儘も言えぬまま。]

(111) 2016/12/16(Fri) 23時半頃

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