─ ちょっとした頭の中のこと ─ [ くちびるを噤む卯月に、それ以上のこもは何も問えぬままの。恋してるかもとつぶやいた彼女の頬は、>>62桃色を滲ませていたのかもしれません。同じく桜色、宙に舞うあの日、>>42きゅうちゃんの頭にひとひらの花びらが乗っていて、ちゃんと名を尋ねておけばよかったと、わたしは悔いることもあったっけ。] ( 答えはいつも、見つけらんないなあ )[ …… ─── あのときも、あのときも。ぜんぶ、わたしはいつも、何も言えぬまま。パパとママにも、我儘も言えぬまま。]
(111) 2016/12/16(Fri) 23時半頃