[ジェフリーの皮肉>>106は、意味がよく飲み込めない。
『かくれんぼう』をしていた時から、ジェフリーは女の王子さまだったから。
何か他の問題があるのだろうか?
そういえば王子様と結婚したお姫様のその後を描いた絵本もあった。
あれも悪い魔女が出てきて大変だったけれど、最後はめでたしめでたしだったはずだ。
考えていたら、ジェフリーがナイフを落として、肩を震わせて笑い始めた。>>107
きょとんとした顔で、ジェフリーを見詰める。
女にとって、空想は友達だった。物語を読みながら、まったく違うストーリーを頭の中で思い描く事もあった。
だからやっぱり、彼の考えていることはよく分からなかったが……。
彼が楽しそうに笑うから。
使用人がするような、ひそひそ笑い―嘲笑や失笑―とは違うから。嬉しくなって、にーっと自分も笑った。]
(111) 2016/07/30(Sat) 00時半頃