[そして、梶原にゼリーを渡し、もし食欲があるようならおかゆでも作ってこようかと提案する。・・・もしかしたらもう誰か食べ物を持ってきてくれてたかもしれない。そう配慮してのゼリー選択だった。]
ごちそーさまでしたーっと。・・・?
[がちゃりとドアを開ければ、ちょうどそこには頭を抱え、壮大にため息をつく相模の姿。いつも飄々としている先輩でも悩み事はあるんだな、と気になり声をかける。]
相模さんどうしたんですか?
なんか悩みでもあるなら、俺で良ければ乗りますが。
・・・俺も、少し悩んでるんで。あまり人のこと言えないんですけどね。
[自分に話したくないことならそれでもよかった。普段お世話になっている先輩の力になれるならなりたい。そう思っての提案。だったはずなのだが。自分にも悩みがあったことを思い出し、相模同様ため息をつく。
先輩はどう返しただろうか。
もし話してくれなくても、お互い大変ですねとだけ言うのにとどめただろう。
その後、解剖実験を始めることに気付くと、五郎の注意はそっちに向けられ、見ててもいいかと尋ねたに違いない。]
(110) 2014/04/13(Sun) 16時頃