[不意に、赤い光が背後で弾けた。>>99姿を見ずとも分かる。刻まれた紋が主の気配に歓喜するのだ。キルロイは振り返らない。背後で漏れる声や飛び交う戦闘の音。状況はもう掴めている。けれど振り返らない。けれどその気配は迎えが来たと察知して、ば、と両手でJの頬を包み込む。涙をいっぱいにした目は熱に溶け、それが快感からのものか、別のものからかは掴みづらいだろう。擬似とはいえ、父と身体を重ねる爛れた行為。これが最後のトリガーなのは、最初から分かっていた。自分は間も無く魔に堕ちる。だから今の時間だけは、現実から目を塞ぎ、ふたりだけになれるようにと耳元に囁きを流し込む。それが親友や、同じ部屋で最後まで抗う、気高き精神を踏み潰すような言葉でも、キルロイはもう厭わなかった。**]
(109) 2016/06/16(Thu) 16時頃
sol・la
ななころび
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