―未明・ヴェスパタインの部屋―[人工血液を片手にヴェスパタインの部屋を訪れる。>>3:439 簡素で殺風景な部屋はヤニクの部屋とどっこいで。机の上の着替えはヴェスパタインのものではなく、エサのために用意されているモノだと見て取れる。肝心の本人は?と探すまでも無く、ヴェスの寝台で濁った赤い目をしたサイラスを見つける>>14意識はまだ混濁しているだろうか、それとももう明瞭だろうか。後ろ手に部屋の鍵を内側から掛けると、手直な椅子に腰を下ろし、幾つかある人工血液のうち一つを開けるとゆるゆると自分で飲みながらサイラスの様子を観察していた]
(109) 2014/02/02(Sun) 22時頃