―眠るよりも前/廊下>>107―
…あぁ、…っ、や、あけの、し、…っ
[快楽に半ばおぼれながら、塗りつぶされていくことが怖い。顔を覆っていた腕のうち、右側を明之進の腕に伸ばして、縋るように握りしめる。まるで力が入っていないせいで、まるで睦みあいのように]
…っ! ぁ、だめぇ…ッ――おく、…へん、おれ、…ッあ、ああ…っ!!
[今出されたら、真っ白になってしまう。
襲い来る快楽の奔流を恐れるように背を丸めながら、逆らうことなどできない。影の手は巧みに中心から快楽を引き出す。知らぬうちに布で擦れた胸の飾りも硬く立ち上がって。]
あっ…―――――!!
[奥に明之進の白濁を受け止め、同時に大きな波にのまれるように絶頂を迎えた。肉癖はびくびくと震え、影の手をどろりと毀れた精が汚した。]
――は 、ぁ、あ、……っひ、…ぁ……
[甘く上擦る息を繰り返し、くたり、と力が失せたのは、快楽の閾値を超えたせいか、漂う胞子が眠りを誘った所為か*]
(109) 2018/02/25(Sun) 21時頃