[なるべく、マネキンと血を視界に入れないように目を瞑る。
みんなの声だけは聞こえてきて、死んでいるのかどうかという会話に(>>91,>>96,>>99,>>102)、死んでるよって心の中で返した。
確かにあれはマネキンだけれど、どういう仕組みかわからないけれど、この赤い液体は、紛れもなく血液だ。
この、むせかえるような、においも。
続く集団失踪の話は、どこかで聞いたような気がする。
多分、つけっぱなしのテレビ、だろうか。
ぼんやりと聞いていたものだから、内容はあまり覚えていなかったけれど。
檜山の説明(>>103,>>105)を聞いて、なるほど、今の状況はそれに近いのかもしれないと、思った。
生死の境を彷徨う、といえば。
…の精神は、あの日からずっと、彷徨っているのかもしれない。
なんて思って、嗤った。*]
(109) 2015/11/03(Tue) 14時半頃