[その本は、頑なな文面に反して、美しい宗教画が多く印刷されていて。彼女はそこが好きだった。綺麗なものを守るための堅牢な城なんだと思う。美しいマリアさま。荘厳な天使たち。しんと耐えるイエスさま……]
あ…ムパムピスさん。
[彼の気配になんとなく気づいて、顔を上げる(>>100)。自分の残した皿を片付けさせてしまったことには気づかないでいて。]
めっ…… 珍しいですか?えぇ、そういえば…こういう本を、久しぶりに手にとった気がします。
でも、その、ムパムピスさんにとっては、珍しくは、ないですよね……
[つい、勢いでぱたん、と本を閉じてしまう。]
私、聖歌隊に入ってるでしょう?でも、ちゃんと神様のこと勉強していないから、歌詞の意味をあんまり、わからないまま、歌っているんじゃないかって……いつも不安なんです。そんな私が、歌っててもいいのかなって……それで……
(109) 2013/02/03(Sun) 14時半頃