[やってはいけないことをした。悪いと思っている。後悔もしている。でも、どうしてもごめん、の一言が言えない。だって。あの時ぶつけた感情に嘘はなくて。――いけないことだ、なんて。思いたくないから。しばし余韻に浸ったあと、深く息を吐いて立ち上がり。] あー。俺飯は食う専だし。 ちょい眠いんで、寝てていいすか。[みるみる陽が落ち、少しずつ星が姿を現す頃。運転と違い、夕食の用意についてはあっさりと白旗を。実際、どっと疲れが襲ってきていた。手にしたばかりの鍵にぶら下がったキーホルダーと同じ番号の部屋に向かう。]
(109) 2015/11/12(Thu) 22時半頃