[そうして真っ先に思い浮かんだのは、チェビイとメルのこと。有事の際には大広間で待つべしと誰かが言っていたけれど、生憎二人の顔はここにはなさそうで。] …少しくらい、いいよね?[なんたって天才だし。少しくらいの無茶や冒険は、英雄にはつきものだろう?なんてよくわからない屁理屈を並べては、結局二人を探しにいかないという選択肢はないのだ。二人を見つけたら連れてくるから、なんてなにやらリーダーシップを取り始めている生徒に心の中で詫びを入れながら、大広間のドアを閉めた*]
(108) 2016/02/11(Thu) 23時頃