[>>99触手に関して指摘されても、言い逃れる方便はいくつもある。
最悪、疑い続けるならば彼自身を触手で黙らせてしまえば良い。
しかし、なるべくならそんな手荒な真似はしたくない。
故に、囁きと刺激でラルフを溶かすよう、絡め取る方法を選ぶ。]
……でも、僕は、橘に心配してもらうのが、一番嬉しい。
僕の為に、こうして触れさせてくれるのも、橘だけ。
[>>100可愛いと思う気持ちに嘘はない。
だからこそ告げる言葉は真実味を帯び、一層甘さを増して届く。
突起を舐める合間の囁きは、呼気で敏感な先端を擽るように。
そこが弾力を帯びれば、柔く噛んで、吸い上げて。
ズボンが落ちて、晒される下着の中へと手を滑り込ませる。
それに合わせて、触手が気付かれまいとするようにどろりと溶けて、ふくらはぎまで下る。
代わりにラルフの下肢に触れたのは、己の手だ。]
(106) 2016/06/10(Fri) 00時半頃