―Xday-3day・AM1:00過ぎ・ハルヒラシティ内路上―
[また不意をつくように触れられた手>>77に、一瞬身体が強張った。
この少女は少しだけ『違う』
けれど病室で邂逅を繰り返すしいなよりは、ずっと生身の女だ。
だから少しだけ『怖い』…顔には出さないけれど、笑顔を浮かべたままだけれど。
もう一つの幾分か低い体温を持つ手が緩み、迷いをそのままに小さく囁かれたその言葉>>@15は何故かそのままストンと胸の内へと落ちた。
驚くほどにすんなりと飲み下せたのはある種の確信――その瞳に青の楽園を見ていたからなのかもしれない]
……君も、なんだ?
そうだね………じゃあ角のカフェ、分かる?あそこ行こっか。
[少し考えて、タルトが売りのその店ならと。あそこには彼女と入った事はなかったから。
モニカに繋がれた手はそのままに、少しだけ汗ばむ掌を開いては閉じ、そしてまた開く。
変わる表情もその姿も、やはり彼女を彷彿とさせるものではあったけれど……でも良く見れば別人だ。それならば。
晶はスカートで掌を拭い、そして金色の髪の少女へと片手を差し出した]
行こう?
(106) 2014/03/12(Wed) 00時頃