― 魔性の病院 病室 ―
[持ち込みの執務机と患者の前とを幾度往復したか。
首筋をなぞる骨の呪がただ反応をするのを楽しむだけになった頃、いつもよりも大きい反応>>102を示す]
お目覚めですか。レディ。
[首を振れていた手をゆっくりと引っ込め、動こうとして声を漏らすレディに語りかける骨]
現状、なぜこのようになっているか不思議なことでしょう。そのままでいいので聞け。
レディは敗北して、戦利品として私に持ち帰られた。
ここはとある病院。レディの身は治療され生きながらえることになった。
さしあたってはこの辺り。
他にお聞きしたいことがあれば、答えられるものなら答えましょう。
私はビジリア地方を統治する伯爵。安直にビジリア伯爵と呼ばれております。
もし話せるならばレディのお名前をお聞きしてもよろしいですかな?
[立場、名前。確認はしているが、当人確認の欄に印をつけれないため、その書類は今だ見送りになっているのだ。*]
(105) 2019/12/09(Mon) 22時半頃