( ――だから、俺は変態か!我ながら、…流石に気持ち悪いぞ。 )
[自分に対して胸中で舌打ちを落としつつ、これ以上気不味くはなりたくないとさっと話題を変えてみて。
唐突な話題の転換に少し驚かせたかもしれないと背を冷やしつつも、貴方のその白い指先が紫の石に触れる様>>85は、簡単に俺の意識を奪っていく。
けれど、貴方の口から語られる理由は俺にとって都合の良い理由なんかじゃあなく……あぁ、そんなの当然だろうと、落胆してから毒吐いた。]
ピアスって、そんなに痛いのか。
医者も、別に付けてる奴は付けてるよ。俺は……そうだな、興味が無くは無いんだが、その。
……あまり、似合わなさそうだろう?
[俯向く視線に、曖昧な表情に。変える話題を間違えたかとハンバーグを飲み下しながら息を詰めるけれど、ここでうまく話題を変えられるほどの話術は自分には、無い。
ライスの最後の一口を飲み込めば、また少し温度の下がったスープを手に取り視線を俯かせ。
チラリと貴方の方を見ながら、苦笑と共に自分の耳たぶを引っ張ってみれば、貴方は頷いただろうか、それとも。]
(104) 2015/11/23(Mon) 20時半頃