[ しかし実際口に出た言葉はこうである。
「続いてれば、こんな、……」
ハイ第一問。後に続いた言葉は何だったでしょうか。
@斑頭になってませんよ。A目つき悪くなってませんよ。B悲しい思いしてませんよ。
思い付く候補をノートの端っこに書きつつ、正解は無い。
何故なら見ず知らずの奴の前で涙腺が崩壊の決壊してしまいそうだったが故に、言葉に詰まった過去の俺がダッシュで逃亡したからである。
家のドアを壊さんばかりに閉めては自室まで駆け上がり、布団でやや泣いた後熟睡した。実際その頃には割と吹っ切れてた(と思う)俺は、翌朝目覚めすっきりである。
学校で完全にスルーされても明らかに合った目を逸らされても平気になった頃だし。
こう言えばまあ向こうが酷い奴みたいだけど、あの時「じゃあ大人になるまで待ってて」とも「別れたくない」とも言えなかったのはこっちだ。
最近はね、思うんだよね。俺の気持ちもきっとその程度だったんだなってね。
だから仕方が無いのね。ハイこの話終わり。* ]
(104) 2017/12/19(Tue) 02時頃