はじめまして、ハワードさん。 私は――――、[ 握ったままの両手を優しく包んで、ハワードの目を見つめる。 彼が呟いたのは、母がかつて呼ばれていた愛称で。 ああ、もしかしたらマダムはそこから『メルヤ』とつけたのかもしれない。 ] 私の名前、なんだと思います?[ 泣きそうになるのをぐっと堪えて、微笑んだ。 ]*
(103) 2016/08/03(Wed) 21時半頃