[鬼と邂逅した時とは異なる、安堵と高揚が胸の内に湧き上がる。 勢いのまま兎姫のいる方向に踏み出しかけて、はっと気付いたように再び鬼の方を向く] あの、本当に助かりました。 あなたも、何処かへ向かうならお気を付けて。[力ある存在へ向ける言葉には相応しくない気もしたが、感謝の念だけは間違いなく籠めて口にする。 それから、今度こそ縁ある存在へ向けて、足早に近付いていった**]
(103) 2020/06/05(Fri) 01時半頃