―大衆食堂『森の真珠』/夕刻―
〔嵐の音も相まって周囲は騒然としている。
人が一人亡くなったという話だが、現状把握のために誰かが確認しにいっているようだ。
慣れぬ土地でこのような事件に遭遇し不安で堪らなくなるが、それを紛らわすために『誰が』とか『どうして』とかあれこれ捲し立てるのは、自身がよそ者であるのも鑑みてどうかとも思い一人アウアウしていると〕
>>77
あ、あなたはあのときの…
〔掛ける声とともにやって来たその人は事件のことを教えてくれた男性?とは既知であるらしい。
その、こちらへ会釈する人物がこの店を紹介してくれた人だとわかると、ただそれだけの関係であるのだが少しだけ安堵感が得られるハナであった。
>>80
とはいえ、二人の会話の端に聞こえてきた『人狼』という言葉に、安堵は再び不安に塗り替えられてしまうのだが。〕
(103) 2017/08/15(Tue) 00時頃