196 水面に映る影より遠く


【人】 読書家 ケイト


[私は、運動が苦手な訳ではありません。
寧ろ、昔は水泳は得意でした。
でも、それは大昔のお話です。
成長に伴い、顕れる魔物に取り憑かれた、
思春期の雄たちの視線に耐えられません。
ムリ、です。
あんな装備で、水の中に突入するなど、
考えられないのです。 ばかなの。]


  はあぁ~… かえりた。


[深いため息を吐いたとしても、
現実から逃げることができる訳ではないのです。
息を吐けば、誰かを操れる能力でもあれば、
違う世界を作り出すことが叶ったかもしれません。]
 

(103) 2016/08/18(Thu) 02時頃

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