[私は、運動が苦手な訳ではありません。寧ろ、昔は水泳は得意でした。でも、それは大昔のお話です。成長に伴い、顕れる魔物に取り憑かれた、思春期の雄たちの視線に耐えられません。ムリ、です。あんな装備で、水の中に突入するなど、考えられないのです。 ばかなの。] はあぁ~… かえりた。[深いため息を吐いたとしても、現実から逃げることができる訳ではないのです。息を吐けば、誰かを操れる能力でもあれば、違う世界を作り出すことが叶ったかもしれません。]
(103) 2016/08/18(Thu) 02時頃