あはは〜 あとで風邪引かないように一緒にお風呂行きましょう?
夕ちゃん髪洗ってあげるね!
[夕に抱きつきながら少し汗臭くないだろうかなどと心配もしたけれど、樹里も飛び込んでくればそんな不安などどこかに消し飛んでしまった。
普段なら制することすらすれ、自ら率先してこんなことはしなかっただろう。
楽しげな夕の姿に絆された…いや、娘もまた無自覚ながら飢えていたのだろう。
人肌の温もりに。人と人との繋がりに。
樹里も加わって三人で白銀の園で身を重ね転がりまわる。
腕や頬にまとわりつく冷たい雪ももはや気にならなかった。
滅多に見せることのない、それこそ童心に帰ったように楽しげに笑いながら、抱きしめられるま抱きしめられて、こちらも抱きしめるままに抱きしめた]
なんか樹里さんがこんな風にするなんて意外〜
いつも大人のよゆー みたいな感じだったのに!
[弾んだ声がウッドデッキに響いた]
(103) 2014/01/01(Wed) 20時頃